株式会社AiCANは、現場の知見や経験という「人の力」と、AIやICTといった「テクノロジー」を組み合わせ、科学的かつ持続可能な形で課題解決を進めるスタートアップ企業です。
わたしたちは、「すべての子どもたちが安全な世界に変える」というビジョンを掲げ、子どもの安全の中でも、特に子ども虐待の課題に注力して取り組んでいます。
子ども虐待を巡る現場の課題とは?
難しい判断を迫られる児童虐待対応では、現場の豊かな経験が礎となる一方で、属人的になり過ぎると、担当者によって対応にばらつきが出てしまうことも危惧されます。
人材育成が追いつかない状況下でも、すべての子どもに安定した支援を行うためには、職員の経験や感覚に加えて、過去の統計データを参照してもらうことで、判断の質を向上させることが重要だと考えます。
また、深刻な人手不足に加え、電話やFAX・紙の帳票の利用が中心となっている児童福祉の現場では、職員間のコミュニケーションや事務作業などの業務効率化が課題となっています。
現場に適した形でICTを活用することで、子どもや家庭の支援にかける時間を増やすことにつながります。
弊社の取り組み
わたしたちは、これらの課題を解決することで、見逃される子どもの虐待をなくし、すべての子どもたちが安全に生きていける世界を目指しています。
◆自治体向け虐待対応支援システム「AiCAN」の開発
子どもや家庭に関する情報を入力すると、AIが過去の統計データに基づいたリスク予測を出力し、質の高い判断をサポートするほか、チャット機能・写真撮影機能により、スキマ時間の活用・コミュニケーションコストの削減につなげ、業務の効率化に寄与します。
◆伴走型支援サービス「AiCANサービス」の提供
システムの開発・提供のみならず、導入支援からその先の活用・業務改善まで伴走するワンストップサービスです。
操作方法の研修やユーザーサポートをはじめ、蓄積されたデータの分析に基づいた業務改善提案など、現場の方々と一緒にPDCAを回しながら、子どもたちの安全を追求しています。
今後弊社が目指すもの
現在、100名を超える児童相談所の職員様にAiCANサービスをご利用いただいています!
今後は、児童相談所だけでなく市区町村や、保健センター、医療機関、学校、幼稚園・保育園、警察、検察、消防、NPO、児童福祉機関などへサービスを広げていき、多くの子どもたちを守ることにつなげていきたいと考えています。
また、AiCANサービスの提供だけでなく、データドリブンな政策提案支援や、VR・ARなどの先端技術を活用した人材育成など、新たな取り組みも展開してまいります。
これからも、データサイエンスという科学的知見を大切にし、テクノロジーを活用しながらも、技術ありきではなく現場にとって使いやすい、ユーザーファーストなサービスを提供します。
一緒に働いてくれる仲間を募集します!
事業拡大・サービス向上に向けて、Webアプリ開発エンジニア、プロダクトマネージャー、営業職を募集しています。
「すべての子どもたちが安全な世界に変える」というビジョンに向かって、一緒にチャレンジしてくれる方をお待ちしております!
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