株式会社AiCANは、創立6周年を迎えました

株式会社AiCANは、2026年3月3日をもって、創立6周年を迎えることができました。6周年の節目にあたり、代表取締役より皆様への感謝と今後の展望をお伝えいたします。

創立6周年を迎えて ― 専門職の力を、未来へ広げるために ―

株式会社AiCANは、2026年3月3日をもちまして創立6周年を迎えました。日頃よりご支援いただいている自治体の皆様、パートナー企業や関係者の皆様、そして子どもたちの安全を守る最前線で奮闘されている職員の皆様に、心より御礼申し上げます。

創業以来、私たちは一貫して「現場を支える」というテーマに向き合ってきました。現在、20自治体に近い自治体様にご導入いただき、社員も30名を超える組織へと成長いたしました。しかし、私たちはまだ道半ばです。SaaSとしても、組織としても、進化の途上にあります。

現場の皆様からは日々、お仕事上の切実なお困りごとをお聞かせいただいています。その一つひとつに向き合い、改善を重ねる中で「助かった」「使いやすくなった」と喜んでいただける瞬間もあれば、ご指摘をいただくこともあります。私たちはそのすべてを真摯に受け止め、サービスと組織の両面で成長を重ねています。うまくいった取り組みはさらに伸ばし、うまくいかなかった経験からも学び続ける。その積み重ねこそが、私たちの進化の原動力です。

私たちが目指しているのは、単なる業務効率化ツールではありません。

AiCANは「支援者を支援する」ためのサービスです。

児童相談に関わる専門職の皆様が、日々の臨床実践から学び、そこで得られた気づきを次のケース対応へと活かし、さらに成長していく。その循環こそが専門職としての倫理であり、現場の力の源泉です。専門職は常に学び続け、自らの実践を振り返り、より良い支援へと昇華させていく存在です。属人的な経験で終わらせるのではなく、組織として学びを共有し、組織として専門性を高め続けられるチームと基盤を支えること。それが私たちの使命です。

その実現のために、AIやICTを活用したSaaSを提供すると同時に、現場では時間を割くことが難しい業務フローの見直し(BPR)や、アプリケーションやAIによる業務の省力化にも取り組んできました。専門職お一人おひとりの学びや気づきをチームの力へとまとめ、現場全体の進化につなげていく。その背後で支える存在でありたいと考えています。

私自身、かつて現場で働いていた頃、面談が深夜まで及び、心身ともに疲れ切って自席に戻ったことがありました。その机の上に、同僚が「お疲れ様。あのときのご家族への一言、とてもケース対応で大事だったと思うよ」と書いたポストイットとともに、小さなチョコレートが置かれていました。

あの言葉は、単なる労いではありませんでした。実践の中での気づきを認め合い、専門職としての判断をそっと後押ししてくれるものでした。優しく、しかし確かに背中を押してくれる、やわらかで、しなやかな専門職のチーム。その支え合いと学び合いの力こそが、子どもを守る現場の本質だと、今も思っています。

AiCANが目指しているのは、まさにそのような現場の皆様を支える存在であることです。

うまくいった取り組みはさらに伸ばし、うまくいかなかった経験からも学び続ける。お客様とともに、地道に、誠実に、丁寧にサービスとプロダクトの改善を重ねていく。それがAiCANのあり方です。

6周年は完成の証ではありません。

現場の皆様とともに成長し続ける決意を新たにする節目です。

専門職の力を、伸ばし、広げ、より多くの子どもたちへ届けていただくために。

私たちはこれからも、現場の皆様の隣で進化を続けてまいります。

株式会社AiCAN 代表取締役 髙岡昂太

2026年1月26日(月)、自治体職員様向けウェビナー「こども家庭センターDXの最前線〜より良い支援に繋げるための導入ステップと活用事例〜」を開催します。

概要

  • 日時:1月26日(月)13:30-14:30(13:15から接続テスト)
  • 形式:Zoom / 講演形式
  • 参加費:無料
  • 定員:50名(定員に達し次第締め切ります)
  • 主催:株式会社AiCAN

市区町村のこども家庭センターにおいて、限られた人員で多様化する支援ニーズにどう対応していくか。業務効率化や連携強化の手段として、ICTやAIの活用が注目され始めています。

しかし、「ICT導入は難しそう」「AIの判断をどこまで信頼してよいだろうか」といった不安から、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

国は近年、こども家庭センター・児童相談支援におけるDXを重点施策に位置づけ、補助金制度の拡充やAI活用ガイドラインの整備など、市区町村におけるICT・AIを活用した業務効率化を後押しする動きが加速しています。

本ウェビナーでは、市町が直面する課題の整理から始め、業務効率化・連携改善に向け、株式会社AiCANがご支援をした自治体様のDX事例をご紹介します。ICTやAIを “現場の負担を減らし、より良い支援につなげるための仕組み” としてどう活かすか。市区町村のこども家庭センターでの実践を後押しするヒントをお届けします。

参加をご希望される場合、お申し込みはこちらのフォームよりお願いいたします。1

  1. なお、本ウェビナーの対象は自治体職員の皆さま限定としております。
    ご入力いただいた情報に基づき、所属先の確認をお願いする場合がございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。 ↩︎

経営の意思決定を担う役員の一人、当社COO(Chief Operating Officer)・先光さんのインタビュー後編です。先光さんは、2024年12月から2025年3月まで育児休業を取得しています。後編では育児休業を通して感じたことや復帰後の働き方、そして会社としての今後の展望などについてお話を伺いました。(インタビュー:経営推進部 佐々木・上野、文:経営推進部 佐々木)
※本記事は、採用サイトからの転載記事です。

先光毅士/ Takehito Sakimitsu
COO(Chief Operating Officer)

臨床心理士・公認心理師として公立の児童発達支援センターにて10年間勤務し、未就学児への療育や保護者支援など幅広い業務に携わる。NPO法人Child First Lab. の活動では子ども虐待防止のための啓発活動などを展開。こうした経験をもとに2020年3月、髙岡・橋本とともに株式会社AiCANを設立。現在はCOOとして経営全体の方針策定や意思決定に携わるとともに、経営推進部の責任者を務めている。

好きなもの:ドーナツ、コーヒー、滝を見ること

▼インタビュー前編はこちらから
見えないところで会社を動かす〜創業の背景とCOOとしてのやりがい〜【役員インタビュー・前編】 | 株式会社AiCAN

育児休業取得と育休中の生活

育休を取得された際の気持ちはどのようなものでしたか?

先光:育休の取得に迷いは一切ありませんでした。家庭を新たに築いていくうえでも、自分のキャリアの観点でも、貴重な経験になると感じていました。発達支援の仕事に携わってきたこともあり、「子育ての最初にしっかり時間を割けるのは、またとない機会だ」と考えていたんです。研修のような気持ちで、当然のように取得するつもりでした。
ただ、やはり自分が担っている業務を他の役員や社員にお願いし、その分の負担を引き受けてもらう必要がありました。その体制をきちんと整え、業務が滞りなく回るようにできるかどうかという点には、心配もありました。
それでも、他のメンバーは皆とても優秀ですし、きっと大丈夫だろうという気持ちで、取得を決断しました。

育休中の実務的なプロセスや、業務の引き継ぎについて、どのような体制を整えられましたか?

先光:役員としての業務は他の役員2人にお願いし、経営推進部としての業務は、経営推進部のメンバーに渡しました。ちょうど組織を成長させる中で、自分の業務を引き継ぐタイミングでもあったため、良いタイミングだったと思っています。2ヶ月ぐらい前から引き継ぎリストを作成し、引き継ぎ先を一つずつ決めるなど、計画的に進めました。

育休をとる時の周りの社員の方の反応はどのようなものでしたか?

先光:快く応援してもらえたことがありがたかったです。経営推進部のメンバーからも、「任せてください!」というような感じで言ってもらい、安心して育休に入ることができました。
また、以前にも男性社員で育休を取得していたメンバーもいたので、社員にも受け入れられやすかったのかもしれません。スタートアップだから、役員だから、男性だからということは関係なく、誰もが取得しやすい雰囲気があると思います。

育休中に印象的なエピソードはありますか?

先光:産後ケアの一環として、助産師の指導を受けに行くために家族で助産院に泊まり込んだことがあります。休みを取っていたからこそ、そのようなことにも一緒に取り組めたので、育休を取ってよかったと感じています。

育休復帰後

育休復帰後、仕事と育児の両立で苦労されている点はありますか?

先光:復帰後も家に帰ったら育児を一緒にするため、今は少し早めに切り上げて一旦帰宅しています。帰宅後に仕事を再開するのですが、夜も寝かしつけや夜泣きの対応があるため、いつも仕事ができるわけではありません。時間の制約がどうしてもあるのが今までとは違うところで、より効率よく集中して作業しなければならないという変化があり、そこが苦労している点でもあります。自分の中で優先度をつけて、優先度の高いものから業務を進めるようにしています。

復帰後、業務の分担はどのように変化しましたか?

先光:基本的に、経営推進部のメンバーに引き継いだ仕事はそのまま任せています。その代わり、役員としての会社全体の事業計画や経営タスクに時間を割くようにしています。現在はプロダクト開発にも関わるなど、​​新しい仕事に取り組んでおり、常にやることが尽きない状況です。

育休取得を考えている社員へ

今後、育休をとる男性社員に向けて何かひとことありますか?

先光:取得を希望する方は、ぜひ遠慮なく取得してほしいです。育休は、育児のための時間というだけでなく、家族が新しい体制になる中で、家族の運営の仕方を改めて作り直す時期だと思っています。育休の中で考え方や、やり方のすり合わせができたことが非常に良かったと感じているので、社員にもそういうことを大事にしてほしいと思っています。
弊社は「すべての子どもたちが安全な世界」というビジョンを掲げていますが、そこには当然社員の子どもたちも含まれており、子どもと家庭も大事にしてほしいと考えています。
業務に支障のない範囲で、プライベートにも時間を充ててほしいなと思っています。

組織拡大に伴う課題と対応

オフサイトミーティング(第7期キックオフ)を2025年10月上旬に開催しました!

現在、会社全体で感じている課題は何ですか?

先光:現在、会社のメンバーが30人を超え、「30人の壁」(※1)と言われるような組織化の課題に直面しています。部署をまたいでお互いの業務が見えなくなったり、情報共有が不十分になったり、誰が何を決めるかが曖昧になったりといったことが起きています。これに対しては、組織として解決していくために、ボードメンバーだけでなく各部署のマネージャーも交えて意見交換しながら体制を考えたり、会議体を見直したりして対応しています。

AiCANの事業の強みや独自の戦略はどのような点にあると考えていますか?

先光:AiCANの最大の強みは、自治体と福祉の現場の課題に寄り添えるところです。単に現場出身者が社内にいるというだけでなく、社員全員が現場の課題を解決したい、子どもの安全に貢献したいという気持ちを持って入社してくれているため、「すべての子どもたちが安全な世界」という当社のビジョンを全員で共有していることが大きな強みです。
最終的に子どもの安全を守れるのは人であり、特に児童相談所の職員はそのための権限を持っています。そのような子どもと関わる立場の人たちが十分に力を発揮できるようにサポートをすることが、安全な世界の実現に繋がると考えています。

※1  組織拡大の壁のうちの一つ。ベンチャーやスタートアップのような小規模企業が成長し、従業員が30人を超えるとぶつかる様々な壁をさす。

今後の目標 ビジョンの実現に向けて

今後のAiCANが目指していることについて教えていただけますか?

先光:まずは国内で子どもが安全な世界を実現することを目指しています。そのために、AiCANサービスを全国に広げていき、子どもや家庭と向き合う時間が増えたり、迅速な対応ができたり、結果として安全が確保できたという事例を増やしていくことを指標においています。国内で糸口がつかめたら、さらに海外や児童福祉以外の近接領域にも展開していきたいと考えています。

個人的に今後取り組んでいきたいことや、実現したいことはありますか?

先光:個人的には、現在開発業務に携わっているので、よりAiCANを積極的に使いたい、便利だと感じてもらえるようにプロダクトを改善していくことに取り組みたいです。そのために、社内で顧客の要望を早く取り入れて改善していく体制づくりを進めたいと思っています。将来的には、これまで関わってきた保育や発達支援といった分野とも連携し、子どもに関わる大人全体で一人の子を見守れるような仕組みを作っていきたいと考えています。

経営推進部として、今後どのようなことを強化していきたいと考えていますか?

先光:経営推進部としては、前述のようなことがよりスムーズに実現できるように、会社内の開発部門や営業CSメンバーが業務に専念できるような下支えを強化していきたいです。必要なメンバーをさらに集めるための採用活動を強化するとともに、取り組みを社会に発信する広報面も充実させていきたいと考えています。

本記事のインタビューの様子

AiCANで働いてみたいという方へ

最後に、AiCANで一緒に働きたい人物像について教えていただけますか?

先光:会社で掲げている「すべての子どもたちが安全な世界」というビジョンを絶対に実現できると信じていますが、そこには長い道のりや困難、壁があると思います。そういったものを一緒に乗り越えていくチャレンジや変化を楽しんで取り組める人に来てほしいと思っています。
今のやり方を変えていくために積極的に提案してくれる人、ある程度型ができていてもまだ改善の余地があると考えて、それをブラッシュアップしてくれるような主体性のある人を経営推進部でも期待しています。

先光さん、ありがとうございました!次回もお楽しみに!!


現在募集中のポジションは、以下のリンクからご覧ください。ご応募お待ちしています!
https://www.wantedly.com/companies/company_4137770/projects

2025年8月22日(金)14時より、対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で「AiCANサービス情報交換会〜アンバサダーMeetup〜」を開催しました。現地、オンライン含め約8自治体、約20名の職員の皆様にご参加いただきました。

本情報交換会は、日頃よりAiCANサービスをご活用いただいているお客様同士が、活用の工夫や成功事例を共有し合うことで、サービスへの理解をさらに深めていただくことを目的として実施しました。

また、情報交換会終了後には、ご参加いただいた職員の皆様を対象にアンケートを実施しました。寄せられたご感想の一部を以下にご紹介いたします。

・他自治体の活用状況やシステムの状況を知ることができて良かったです。

・記録入力の際、一時保存した記録を待機している職員に見やすく伝えるための工夫点などは直ぐに実践できるので参考になった。

・職員の方だけでなく他の自治体の方と話す機会もあり有意義な時間となりました。ありがとうございました。

さらに、「今後もこのような情報交換会が開催された場合、参加したいと思いますか?」という設問に対し、「ぜひ参加したい」「可能であれば参加したい」とご回答いただいた職員の方は、全体の100%を占めました。1

当日は、当社の営業・CS(カスタマーサクセス)部に加え、R&D(研究開発)部の社員も参加し、お客様から直接ご意見を伺うことで、今後のAiCANサービスの改善へとつなげていく貴重な機会となりました。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
当社は今後もお客様の声を大切にし、より良いサービスの提供に努めてまいります。

      ご参加いただいた皆さまと集合写真

           情報交換会の様子
  1. 全参加者約20名のうち、アンケートにご回答いただいた方11名を対象とした割合です  ↩︎

AiCANアプリの導入支援や活用促進を行っている、CSマネージャー・藤原さんのインタビュー後編です!後編では、AiCANで働くモチベーションやCSチームの雰囲気、今後の目標についてお話ししていただきました。(インタビュー:経営推進部 上野、文:経営推進部 佐々木)

藤原 舞鈴/ Marin Fujiwara【写真右から2番目】
営業CS部 CSマネージャー
大学卒業後2020年4月から、子ども施設向け業務支援システム・保護者向けアプリ等を提供する株式会社コドモンにて、自治体向けのCS立ち上げ・営業支援・契約業務などを経験。
2023年10月にAiCANに入社。現在は、CSマネージャーとして主に契約した顧客に対する導入支援や、より良く活用してもらうための促進をおこなっている。
趣味:年1回各地のマラソン大会に出ることを楽しみに日々走っている。

▼CSマネージャーインタビュー・前編はこちらから
https://www.aican-inc.com/column/20250805-03/

未来の子どもたちの役に立てている実感

ー藤原さんにとってのモチベーションは何ですか?
藤原:この会社で働けていること自体が、自分にとって「やりたいことが常に実現できている」状態だと感じています。社会人として、1日最低でも8時間は自分の時間を仕事に費やしているわけですが、それが未来ある子どもたちのためにつながっていると思えるからこそ、日々走り続けられます。もちろん、泥臭い仕事も多いなとは感じますが、「これに意味があるのかな?」と思うことはほとんどなく、それ自体がモチベーションになっています。

また、今はスタートアップとしてのフェーズでもあるので、「ここから広がっていくんだな」と日々実感できることも大きな原動力です。児童虐待という社会課題に対して、ITの力を活用しながらビジネスとして解決に挑むというのは非常に難しいことですが、その中でもお客様や従業員が着実に増え続けていて、売上も従業員の熱量も右肩上がりであることが、日々のモチベーションを支えてくれています。

ーCSチームの雰囲気はどのような感じですか?
藤原:本当に色んなバックグラウンドをもっている方が多いです。児童相談所の職員、病院の看護師、ベンチャーからきた人もいますし、化粧品の販売してましたとかウエディングプランナーやってましたとか。経験が全く違う人が集まっているのが特徴で面白いです。最初はもちろん使う言葉が違いすぎて、チーム内で戸惑いを感じることもありました。ですが、お互いの違いを面白がったり、各々の強みや弱みをしっかり理解してフォローしあったり助け合ったりする文化があるなと思っています。

毎朝、チームで朝会をやっていて、そこはなんでも相談をしていいという機会です。参加が大人数にはなってしまってるんですが、相談そのものが特定のメンバーのみに当てはまるものではなく、お互い参考になるような相談なので、それを15分〜30分で素早く行ってから、一日頑張るという流れができているのは良いことかなと思っています。

ーチーム作りはどのように進めていますか?
藤原:一人の成功が個人の成功でなく、チーム全体の成功となるように、仕組み化を推進しています。例えば、業務フローのドキュメント化をガシガシ進めたり、slackのワークフローの作成を推進したり、色々なツールを導入したりしています。また、資料の雛形を作成して共通のポイントを押さえることで、効率よく打ち合わせの準備ができるようにしています。これは、業務の属人化を防ぎ、サービスの質を保って事業を継続するためにとても大切だと考えているので、専門のチームにお願いしています。

       (写真:営業CSチームの様子。ウェビナーお疲れ様でした!)

今後の目標と、入社を考えている方へ

ー今後の目標について教えてください。
藤原:会社として継続的に成長していけるよう、まずはしっかりと基盤を確立し、持続していくことを目指しています。そのうえで、社会に対して大きなインパクトを与えていけたらと考えています。

また、現在ご利用いただいているお客様に「これからも使い続けたい」と思っていただけるようなアプリやサービスを提供し続けたいです。そうした価値が可視化されることで、投資家の方々にもさらに期待していただき、私たちの取り組みを後押ししてもらえるような、そんな状態が理想だと思っています。

また、これはすでに実現していたら嬉しいことなのですが、従業員全員が「AiCANで働いていることを誇りに思える」ような状態をつくっていけたらと思っています。
児童福祉×ITという分野は、転職前の職場での経験や知識がそのまま活かせるとは限らず、多くの従業員にとって慣れない領域です。私自身を含め、みんなが「これで良いのかな?」と手探りの状態で日々働いています。

それでも、経験を積み重ねていくなかで、ゆくゆくはチームのメンバーが「AiCANって知ってる?私、あそこで働いてるんだ!」と胸を張って言えるような、そんな組織にしていきたいですね。

ーAiCANという場所に限らず、将来やってみたいことはありますか?
藤原:福祉×ビジネスを転職活動の軸にしていた理由のひとつに、「福祉は個人の忍耐力に頼ってしまっている分野だ」と感じていたことがあります。だからこそ、そのような常識が少しずつでも変わっていけばいいなと思っているんです。特に児童福祉の業界は離職率も高く、現場で働く方々の負担も大きい分野です。ですが、私たちも含め、多くの人がいきいきと働き続けられるようになれば、そのエネルギーが社会課題の解決や、子どもたちの安心・安全につながっていく、そうしたきっかけをつくるような存在になりたいと考えています。

ーこんな人と一緒に働きたいというのがあれば教えてください!
藤原:次のような方と一緒に働きたいです!
①「すべての子どもたちが安全な世界」というビジョンに共感する方
前向きに様々なことに挑戦したい(泥臭く何でも挑戦できる)という方
変化を楽しみ、面白いと思える方

ー最後にAiCANで働いてみたい、という皆さんへぜひ一言お願いします!
藤原:AiCANは、とても良いプロダクトと良い人たちが集まっている組織です。特に、「色々なことに挑戦したい」「裁量を持って働きたい」という思いを持っている方にとっては、宝物のような経験がたくさんできる環境だと思います。ぜひいらしてください!

ー藤原さん、ありがとうございました!次回もお楽しみに!!

当社のAiCANサービスの導入支援や活用促進などを担うカスタマーサクセス(CS)のマネージャー・藤原さんに、日々の業務における工夫ややりがいについて伺いました。(インタビュー:経営推進部 上野、文:経営推進部 佐々木)

藤原 舞鈴/ Marin Fujiwara
営業CS部 CSマネージャー
大学卒業後2020年4月から、子ども施設向け業務支援システム・保護者向けアプリ等を提供する株式会社コドモンにて、自治体向けのCS立ち上げ・営業支援・契約業務などを経験。
2023年10月にAiCANに入社。現在は、CSマネージャーとして主に契約した顧客に対する導入支援や、より良く活用してもらうための促進をおこなっている。
趣味:年1回各地のマラソン大会に出ることを楽しみに日々走っている。

AiCANへの入社理由

ーまずは転職活動の軸を教えてください。
藤原:転職の軸は、①福祉関連、②SaaSであること、③スタートアップ企業であること、そして④toG(行政向け)領域で成長の余地があることでした。

前職では、保育領域のSaaS企業で、自治体向けのCSをしていましたが、もっと立ち上げ期のスタートアップで、事業づくりから携われる環境にチャレンジしたいと考えました。

toGに絞っていたのは、前職の経験を活かせることもそうですし、福祉、とくに児童福祉の分野では、当然ですがエンドユーザーである子どもたちから対価を得ることはできません。だからこそ、民間ビジネスとして成り立たせるには、自治体など公的機関が予算をつけられるtoGの形が親和性が高いと感じていました。また、私が収めている税金が、営業を頑張れば頑張るほど、自分が良いと思う事業に使われていると感じられるのも良いサイクルだなと思っています。


ーどこでAiCANの募集を見つけましたか?
藤原:Wantedlyです。子ども×ITで検索をかけた時に、AiCANを見つけました。身近な知り合いから、児童養護施設のお仕事の大変さを聞いていたので、AiCANに興味をもちました。


ーAiCANに応募してみようと思った具体的な理由は何ですか?
藤原:私が応募した当時(創業3年目)はまだ公開情報が少なかったため、「本当に会社になっているのか…?笑」という感じでした。あと募集を見ながら、絶賛工事中のスタートアップであることをひしひしと感じました。私が求めていたのはまさに立ち上げ期の会社だったので、「なんでもチャレンジできそうな環境だな」と思って応募しました。

それと、福祉のなかでも子どもに絞って会社を見ているとかなり限られると思い、はじめは介護などの会社も見ていたんですが、やっぱり子どものためにエネルギーを使いたいという想いがあって、ご縁があるなら働きたいと思いました。


ー入社の決め手は何でしたか?
藤原:転職活動の軸に合っていたので、内定をもらえたらぜひ入社したいと思っていました。それから面接官の人柄がよくて、社員の方の実直さと、「自分たちのサービスめっちゃ好きなんだな」というのが伝わってきたのを覚えています。
また、オフィスがシンプルな点も好印象でした。会社が事業を作ることにまっすぐ取り組んでいると感じられました。
いつか振り返った時に、「AiCANはここから始まっていったんだ」と懐かしく思えるのかなと、ワクワクしました!」

   (写真:オフィスの様子。自分の好きな本を紹介しながらランチをしています。)

お客様へのサポートにおけるやりがい

ー具体的にどのような業務をされていますか?
藤原:AiCANのCSチームは、契約や実証実験でAiCANを使うと決めてくださった全てのお客様に対する導入支援や、より良く活用してもらうための促進を行っています。こう言うとスッキリ聞こえますが、実際には特殊な回線を使った機器の準備やデータ移行、システム連携など、導入前の技術的な準備が多くあります。そこをちゃんとスケジュール通り進むようにハンドリングするのもCSの業務です。

もちろん、システムについては、お客様ができるだけ気軽に使いはじめられるように、研修を行ったり、説明用のマニュアルを作成したりしています。また、運用開始時には、細かな操作方法も実際に顔を合わせながら丁寧にお伝えするなど、地道な対応を積み重ねています。

そこが少し落ち着くと、AiCANを日常的に利用することで溜まったデータをデータサイエンスチームが中心となって分析します。お客様には、組織の施策に活かしていただくことを目的に、データの傾向や特徴を可視化し、把握していただけるようにしています。あわせて、分析結果のご説明と今後に向けたご提案も行っています。

さらにアセスメントのデータが溜まると、AIの構築が始まります。なのでそこからAIとはそもそも何であるかや、どのように使ったら役に立つのか、あるいはどのように使ったら危険であるかなどをロードマップなどを用いてお客様に説明します。


ーお客様により活用してもらうように工夫されていることは何ですか?
藤原:お客様の業務や状況に応じて、さまざまな方法で伴走できるよう工夫しています。たとえば、各自治体にCS担当がつくようにしており、現場での課題やご利用状況について丁寧にヒアリングの上、具体的にどんな場面でどの機能を使うと良いかご提案をしています。

導入直後には現場を訪問し、職員の方の隣で操作をサポートすることもあります。近年は効率重視のテックタッチが主流ですが、私たちは「ハイタッチ」(密なコミュニケーションによる個別支援)を重視し、お客様との信頼関係を築いています。会社のフェーズやお客様の特性を踏まえると、この人的な関わりが双方にとって実りある時間だと感じています。

もちろん、限られた時間でも操作を習得しやすいようなコンテンツの制作にも力を入れています。また、システムに対するご意見は背景とともに開発チームと共有し、機能改善にも反映しています。さらに、有効な活用事例や、各職員様のお困りの共有のために、情報交換会(※)も実施しています。

※参考記事:導入自治体様向けに「AiCANサービス情報交換会(心理職向け)」を開催しました

         (写真:AiCANアプリ画面イメージ)

ー業務のなかでのやりがいや楽しさはどのようなところにありますか?
藤原:今までより業務負担が減ったというお声も嬉しいですが、導入前までだったらできなかった流れで(導入後)対応できるようになった、という声はとても嬉しいです。具体的には、この流れでお子さん一人分の対応が今までだったらできなかったはずなのに、(導入後)対応できたとか。

そういう声をいただいた時に、AiCANは少し間接的な存在ではありますが、会社の「すべての子どもたちが安全な世界」という壮大なビジョンに向かって一歩近づいているのかもと実感します。

マネージャーとしては、メンバー一人ひとりの強みを活かし、相乗効果を生むチームを目指しています。皆さん本当に多様な経験やスキルを持っていて、それが存分に発揮されるよう、役割分担や目標設計、日々の相談対応などを行っています。

とはいえ、私が何か特別なことをしなくても、新しい仲間が一人加わるだけで、チームや会社全体のベクトルが大きく前向きに変わっていくので、本当にありがたく、面白いなと感じています。

ーありがとうございました!前編はここまでです。後編では、藤原さんの仕事へのモチベーションや今後の目標についてお伺いします。お楽しみに!
(文:経営推進部 佐々木)

このたび、一般財団法人 社会的インパクト投資財団(SIIF)の公式noteにて、当社の取り組みについてご紹介いただきました。
記事では、AIを活用したデジタルプラットフォームを通じて児童相談所を支援し、児童保護制度の再構築に挑む企業として、当社の活動を取り上げていただいております。

ぜひ以下のリンクよりご覧ください。
米国大学生シドニーのインターン報告①「制度を変えるという選択──子どもの尊厳を守る社会イノベーションの現場から」|SIIF

当社は、2025年8月27日・28日に仙台国際センターにて開催される「こども×Tech東北」に出展いたします。

「こども×Tech東北」とは、「学校」「子育て」を支援するための最新技術やサービスを、地域へ直接届けることを目的に開催する展示会です。(出典:「こども×Tech東北」公式サイト https://kodomotech.jp/tohoku/

児童相談所、こども家庭センター、母子保健部門など、児童福祉に関わる自治体職員の皆様、また、行政DXをご担当の皆様、ぜひご来場ください。

詳細は以下のリンクからご覧いただけます。
▶︎こども×Tech 東北(こどもテック東北)| 仙台で開催、「学校」「子育て」「保育」を支援する最新技術展
▶︎株式会社AiCAN | 地域×Tech 東北

      (写真:AiCANアプリ画面イメージ)

株式会社AiCANは、日本政策金融公庫から1億円の新株予約権付融資を受けたことをお知らせいたします。今回の調達により、融資を含む累計資金調達額は約7億円となりました。

当社が提供する「AiCANサービス」は、現在16の自治体に導入され、ユーザー数は1,000名を超えております。さらに、実証実験を通じて、地域や規模の異なる自治体においても「AiCANサービス」が有効に機能する可能性があることを確認しました。こうした結果を踏まえ、今後は導入地域のさらなる拡大を進めてまいります。

今回調達した資金を元に、より多くのユーザーにご利用いただけるよう採用を拡大して開発体制・営業体制の強化を行い、既存サービスの改善を進めるとともに、関係機関や近接領域を対象としたサービスへと展開してまいります。

プレスリリース

2025年7月29日 PR TIMES 記事
児童虐待の解決を目指すAiCAN、日本政策金融公庫より1億円の資金調達を実施

2025年7月29日、HIRAC FUND 公式noteに当社代表・髙岡及び当社CMO・橋本のインタビューが掲載されました。

本記事では、当社のカスタマーサクセス職の特長や、AiCANサービスの導入による効果、今後の展望などについて語っています。
ぜひ、下記のリンクから詳細をご覧ください。

「すべての子どもたちが安全な世界」を目指すAiCANの挑戦!〜インパクトスタートアップで現場に伴走するCS(カスタマーサクセス)を紹介〜|HIRAC FUND 公式note